#陸上職

INTERVIEW01.

未来を託す
新造船に立ち会い
決意も新たに

K.K

2017年入社 商学部 卒

父の仕事の都合で米国に10年暮らす。国籍も価値観も異なる人たちと過ごした経験から、海外の人と接する仕事がしたいと考え、ENEOSオーシャンを志望。生活インフラとしての貢献度の高さに加え、転勤がほとんどなく、入社後も生活環境が大きく変わらないことが入社の決め手。

SECTION.01

最初の配属先は貨物船部です。当社では、銅精鉱などの海上輸送も手がけており、極東エリアを中心に三国間輸送※1も行っています。私はオペレーターとして、2隻の運航管理を担当しました。
運航管理の業務とは、まずどこでどんな貨物を積み、どの港で揚げるのか。顧客との契約内容を確認した上で、目的地までの航路をチェック。次に、通過する海域や入港する港について確認します。港によっては入港できる時間が決まっていたり、積載量に制限を設けていたりするため、調べた上で運航プランを作成。それを船長に伝え、燃料が足りるかなどを最終確認します。航海が始まれば、入港する港の代理店に連絡して、円滑に貨物の積み揚げができるようにサポート。無事に航海が終了すると、運賃精算を行います。
船長も港湾関係者も外国人の方が多く、英語が共通言語。伝達ミスを防ぐために、電話の後は必ずメールを送り、記録を残すことを徹底。陸上職の重要な役割の一つである運航管理の基本を学んだ3年間でした。
※1 日本を経由せず、海外2カ国以上の間で展開する輸送のこと。

SECTION.02

入社4年目に経理財務部に異動し、2年間勤務した後、現在のLPG船部に移りました。ここではオペレーターとして、定期用船契約※2で貸し出しているLPG船の運航管理業務を担当しています。
LPG船部に異動して初めて新造船の竣工とお客様への引き渡しを経験しました。そもそも船には寿命があり、LPG船の場合、約25年といわれています。建造には数年かかるため、まさに一大プロジェクト。私が関わったのは大詰めの段階で、3カ月後にはお客様に引き渡しというタイミング。竣工までに必要な証書の発行や契約書の取り交わしのほか、新造船の命名式等の式典の準備を任されました。社内の関係部署や造船所、船舶管理会社などと連携して進めるものの、急な変更や想定外の出来事もあり、プレッシャーの日々。無事に式典を終えた時は達成感で喜びもひとしお。関係者の方々との仲も深まったので、次の新造船の際にはもっとスムーズにやり遂げたいと思っています。
※2 一定期間、船主であるENEOSオーシャンが船員配乗を含めた船舶管理を行い、用船者であるお客様自身が船舶を運航する契約のこと。

SCHEDULE

SCHEDULE

スケジュール
  • 9:40~11:00

    各取引先からの
    問い合わせ対応

    船主として船を貸し出すにあたり、保険の手配や検査など必要な手続きがあるため、そのやりとりを行う。

  • 11:00~11:45

    精算業務

    お客様に対して月々の貸出料の請求を行う。経理財務部時代の経験から、迅速な精算業務を心がけている。

  • 14:00~15:00

    社内ミーティング

    部内の営業運航管理グループで、オペレーター同士、それぞれの担当船の状況のほか、課題などを共有。

  • 16:00~17:00

    お客様と打ち合わせ

    ENEOSグループのほか、資源会社や商社などのお客様に対して、予定されている航路などについて確認する。

QUESTION AND ANSWER

  • ワークライフ
    バランスは?

    時期によって忙しさは異なるものの、平均して残業時間は1カ月あたり10〜20時間。退社後も趣味の時間に使えるので、プライベートも充実しています。19時以降、オフィスはガラガラです(笑)。

  • オフの過ごし方は?

    まったり過ごしたい時はアニメや映画鑑賞、読書やゲームを。アクティブに過ごしたい時は筋トレや水泳を。小学校の頃から習い事として泳いでいたので、もはや習慣。今はのんびり泳いでいます。

  • 会社の魅力は?

    海外とのやりとりが多いことに加え、勤務地がみなとみらいかシンガポールであること。フレックスタイム制やワーケーション制度が導入され、多様な働き方が可能なこと。魅力はいろいろあります!

RELATIONSHIP

RELATIONSHIP

テキスト

現在、5隻のLPG船のオペレーターをしています。いずれも定期用船の船ですが、お客様からの要望、確認事項を、お客様に代わって船長とやり取りすることもあります。乗組員の交代や整備手配など、船主としての業務を円滑に行うために、社内外と連携をすることが多いため、報告・連絡・相談を肝に銘じています。

MESSAGE

就活中は業界や企業を絞りがちですが、幅広く受けてみることをおすすめします。最初はそれほど興味がなかった企業でも、面接や先輩社員の話を通じて、志望順位が大きく上がる場合もあります。就活は多種多様な企業に触れることができる貴重な機会。幅広く受けてみるうちに、思わぬ“ご縁”に巡り合えるかもしれません。焦ったり、悩んだりすることもあると思いますが、最後まであきらめずに頑張ってください。
私もいろいろな企業を見て回りましたが、最後に残ったのがENEOSオーシャンと資源メーカーの2社です。最終的には社会を支える上で海運業のほうが、貢献度が高いと判断しました。そしてもう一つ、私の望む生活スタイルがENEOSオーシャンなら実現できそうだと思ったからです。仕事も大事ですが、プライベートの時間を充実させたいというのが私の思い。その選択に間違いはなかったと実感しています。