#陸上職

INTERVIEW05.

ケミカル船の
安全輸送のために
船と陸をつなぐ

Y.K

2023年入社 文学部 卒

母が自宅で英語教室を開き、留学生を受け入れていたため、子どもの頃から海外に興味を持つ。高校生の時、新しい世界を見てみたいと、パナマ共和国で1年間のスペイン語留学を果たす。そうした経験から、日本と世界の架け橋になる仕事に就きたいと考え、ENEOSオーシャンに入社。

SECTION.01

幼少時から海外を身近に感じて育った私は、海外に関わる仕事をしたいと思っていました。けれど、具体的に何なのか。そこで、自分の人生を振り返り、どんなことにワクワクしたかを思い起こしてみました。心が躍ることを仕事にすれば、やりがいを感じられ、モチベーションも高まると思ったからです。
たどり着いたのは「海」でした。大学時代に夢中になったウインドサーフィンも、留学したパナマ共和国も共通するのは「海」です。パナマ運河を悠々と航行する船の姿は今でも私の脳裏に焼き付いています。
私がチャレンジしてみたいのは、「海に関係することで、世界の架け橋となり、社会を支える仕事」。自分の中で軸が定まると、海運業界を中心に物流業界を幅広く見ていきました。最終的にENEOSオーシャンを選んだのは、社会貢献度の高い事業内容はもちろんのこと、会社の立地です。大好きな海が望めて、都会的な要素もある。そんなみなとみらいで働けることに魅力を感じました。

SECTION.02

新人研修後に配属されたのは、ケミカル・石油製品船部です。現在、私はオペレーターとして、主にパラキシレンと灯油を輸送するケミカル船の運航管理を担当しています。日本から韓国や中国へスムーズに海上輸送できるように、本船や港湾関係者に連絡するのが日々の業務。気象情報や各港の混み具合、船の燃料などを把握して、効率的で安全な運航と荷役ができるように指示を出します。
配属された当初は、専門用語が分からず、船によって関係者や荷役の契約も異なるため、一つひとつ整理して仕事の全体像をつかむのに時間がかかりました。トラブルが起きれば、夜間や休日でも対応しなければならず、中国や韓国の港湾関係者とは英語でやりとりしなければなりません。慣れるまでは大変ですが、船長や関係各所と密に連絡を取り合いながら、さまざまなリスクを回避し、お客様のご要望通りに輸送できた時はまさに達成感! お客様から感謝の言葉をいただくとうれしく、仕事のやりがいを感じています。

SCHEDULE

SCHEDULE

スケジュール
  • 11:00~11:45

    本船や代理店と相談、指示

    入港する際に必要な手続きについて本船に確認。完了していなければ、代理店に相談し、本船にメールで指示。

  • 13:00~14:00

    オペレーションミーティング

    部内のオペレーターが集まり、それぞれの担当船について報告。先輩や上司からアドバイスをもらうことも。

  • 14:00~15:00

    来客対応

    時折、代理店や船舶燃料販売会社などの担当者があいさつにみえる。業界の動向など最新情報を入手する。

  • 15:00~16:00

    燃料の価格確認・手配

    船舶燃料は日々変動するので、その日の価格を確認。比較検討した上で、必要な量をどの港で調達するかを手配。

QUESTION AND ANSWER

  • ワークライフ
    バランスは?

    コアタイムのないフレックスタイム制が導入されているため、自分の生活スタイルに合わせて勤務時間を調整できます。想像以上に働きやすい環境なので、正直言って、驚きました(笑)。

  • オフの過ごし方は?

    趣味のウインドサーフィンをするために、鎌倉の海に出かけたり、子どもの頃に習っていたクラシックバレエの舞台を観に行ったり。旅行も大好きで、先日は友達と一緒に日光に遊びに行きました!

  • 同期はどんな存在?

    何でも話せる心強い友人です。同期とはいつもお昼を一緒に食べており、他愛のないおしゃべりをすることでリラックス。気分が一新され、午後からも前向きな気持ちで業務に取り組めます。

RELATIONSHIP

RELATIONSHIP

テキスト

現在、私は3隻のケミカル船を担当しています。いずれも極東周辺の輸送なので、航海期間が短く、船や関係各所への連絡が重なることもしょっちゅう。そのため、慌ただしい日もありますが、船長の方々とひんぱんに連絡を取り合うことで、信頼関係が構築されているのをメールの文面からでも実感でき、うれしく思っています。

MESSAGE

いかに自分のことを知って、それを相手に魅力的に伝えられるか―――。就活を通して、私が実感したことです。それにはまず、自分と向き合うことが大事。自分の人生を振り返り、自分の好みや思考の傾向、強みと弱みを理解することで、自分とマッチする会社を見つけられると思います。時には、周囲の意見に心が揺らいでしまうこともあるかもしれません。けれど、自分のことを一番分かっているのは自分です。とことん自己分析してみてください。そうすれば、きっと「これだけは譲れない」と思えるものが見えてくるでしょう。
私は「自分がワクワクする」ことを仕事にしたいと思い、就活を進めるなかでENEOSオーシャンに出会いました。今、オペレーターとして船に関わっていることにワクワクしています! 自然を相手に巨大な船舶を操る船員の皆さんと連携し、一つのチームになって、日本のエネルギー輸送に果敢に取り組む。そんなダイナミックな仕事に携われることを誇らしく思っています。