CROSSTALK

同期の中には陸上職もいれば、海上職もいるENEOSオーシャン。
それぞれどのような理由で入社し、どんな仕事をしているのか。将来の目標は?
職種と業務の枠を超えて語り合ってもらいました。

MEMBER

  • #陸上職

    貨物船部

    T.F

    2019年4月入社

    法学部 卒

    中学から卓球を始め、大学では週6日練習する卓球部に在籍。合間にアルバイトにも精を出し、電話営業やバーテンダー、中高生への卓球コーチなど幅広く経験。

  • #海上職

    二等航海士

    A.G

    2019年10月入社

    海洋工学部 卒

    海洋系の大学に入ったからにはマリンスポーツをやりたいとカッター部に入部。競技用に改造した救命艇を12名で漕ぐハードなチームスポーツに週6日没頭。

  • #陸上職

    経理財務部

    M.S

    2019年4月入社

    文学部 卒

    大の映画好きで、学生時代は米国映画を研究するゼミに所属。これまでに観た映画は数百本。卒論は、米国版と日本版における「貞子」の描き方の違いについて。

  • #海上職

    二等航海士

    S.A

    2019年10月入社

    海事科学部 卒

    中学、高校とバスケに打ち込み、今もバスケは大好き。大学時代はロードバイクでの一人旅を満喫。大阪から鹿児島まで2週間かけて走ったのが一番の思い出。

CROSS TALK

SECTION.01

M.S

学生時代に1ヶ月ほど客船に乗る機会があって、その経験から船に興味を持ったのがきっかけ。就活中は、港湾関係や代理店、フォワーダー※1など船に関わる企業を幅広く見たけど、「船主という立場なら、一番船に関われるんじゃないか?」と思ってENEOSオーシャンに決めたんだよね。 ※1 自らは輸送手段を持たず、船舶、航空機、トラックなどを利用し、荷主と直接契約して貨物輸送を行う事業者のこと。

T.F

自分の場合、就活を始めた頃はエネルギー業界を見ていたんだけど、就職サイトのおすすめにENEOSオーシャンが出てきて一目惚れ。というのも、石油会社なら「石油」、ガス会社なら「ガス」という具合に、たいていは事業の柱は一つだけど、ENEOSオーシャンには「エネルギー×海運」という二つの柱がある。調べれば調べるほど、「こんな会社は他にはない!」と思って(笑)。

A.G

へぇー、陸上職と船員とでは入社のきっかけが全然違うね。自分が船員を目指したのは、父の転勤で横浜と神戸という港町に暮らし、船を見て育ったから。大人になるにつれ、自分も船を操縦したいと思うようになってね。ENEOSオーシャンを選んだのは、日本のエネルギー輸送の最前線を担っていて、ここでならやりがいを持って働くことができると思ったんだ。

S.A

自分もタンカー乗りに憧れて入社したタイプ。ほら、タンカー乗りって職人的でカッコいいイメージがあったから。それに、もともと外航船に乗りたいと思っていたし。最終的にENEOSオーシャンを選んだのは、採用担当の方々の人柄。「この人たちと一緒に働きたい!」と思ったのが決め手かな。

M.S

どうして外航船に乗りたいと思ったの?

S.A

休暇が長いから(笑)。まとまった休みがあれば、自転車でいろいろ出かけられそうで、社会人になっても自分の趣味を楽しめそうだと思ったんだ。

SECTION.02

M.S

入社前に抱いていた社会人のイメージは、毎日スーツで出社して、決められた時間をオフィスで働くというもの。でも、入社してみると、カジュアルな服装でOKだし、ここ数年でフレックスタイム制やリモートワーク、ワーケーション制度も浸透。プライベートの時間も大切にしたいと思う私には理想的な職場だな。

S.A

服装のカジュアル化は船員も同じ。以前は、乗船時と下船時はスーツ着用だったけど、最近は緩和されて、カジュアルな私服でOKになったよ。

T.F

確かに、どんどん働きやすい環境になっているよね。それはいい意味でのギャップかも。先輩や上司の教え方もそう。いきなり注意するのではなく、失敗したら、なぜ失敗したのか。次はどうすればいいかを話し合うところから始めてくれる。従業員一人ひとりがお互いをリスペクトしていて、こんなにも良い人間関係の組織があるのかと驚いた。

A.G

船員の場合、命に関わる事故が起こりかねない現場なので、危険な時はちゃんと注意するというスタンス。そうすることで、同じ失敗を繰り返さないように習慣づいていくんだ。陸上職と海上職とでは人材育成の仕方がちょっと違うかもね。

S.A

そうだね。入社してみて思うのは、職務を行うに当たっての緊張感や責任の大きさは想像以上だったということ。「ENEOS」という大きな看板を背負っているんだとつくづく実感したな。

T.F

それは同感。安全への心がけや環境保全に関する意識の高さは想像を上回っていた。自分たちもそれを受け継いでいかなければと思ったな。

SECTION.03

M.S

入社して最初に配属されたのは原油船部。オペレーターとしてタンカーの運航管理に携わったけど、船の専門用語をまったく知らなくて最初は大変! 3年半在籍した後、経理財務部に異動して、今は貨物船部の営業会計を担当。どのくらい収益を上げたか、月々の収支報告のほか、四半期ごとの決算報告を行っているよ。

T.F

自分は1年目に経理財務部に配属になって、入社3年目に貨物船部に異動。ちょうどSさんと入れ替わったカタチだよね。

M.S

そうそう。だから、経理で分からないことがあると、Fさんに教えてもらってる。同期だから気軽に聞けて助かってます(笑)。

T.F

どういたしまして! 自分は今、貨物船の運航管理を担当しているよ。当社のレガシーともいえる原油船部やLPG船部に比べて、オペレーターに任される部分が多く、自由度の高さを感じるかな。ただ、ベトナムやインドなどの外国人船員の方とやりとりするので、英語を聞き取るのに苦労してる(笑)。

S.A

わかる! 初乗船の時がまさにそうだった! フィリピン人の三等航海士の方に仕事を教えてもらったんだけど、当時は船の専門用語もよく分からなくて…。

A.G

自分たちが初乗船した当時は、コロナ禍に突入した頃だったからなぁ。約4カ月間どこにも上陸できず、ずっと乗船していたのも今では懐かしい思い出(笑)。

S.A

そうだね。二等航海士に昇進した今は、陸上勤務で根岸ターミナルのバースマスター※2を務めてる。入港予定の船が安全に着桟できるかを検査した上で荷役が可能かを判断し、現場を監督するのが主な仕事。陸上側からの荷役を経験したことで、荷役の全体像が分かってきたところかな。 ※2 荷役作業に立ち会い、安全かつ効率よく作業が進むように、船舶と陸上間とコーディネートを担う荷役監督者のこと。

A.G

私も今、陸上勤務で人事部に在籍中。内航船の配乗計画を立てて、乗組員の交代予定を立てたり、船員の労働環境改善に関する業務を担当したり。船員の仕事を“表舞台”とするなら、人事部は“舞台裏”の仕事。両方を経験することで、視野が広がり、仕事に対する理解力が深まったと思う。

SECTION.04

A.G

同期は、陸上職が4名、海上職が6名で合計10名。陸上職は4月入社、海上職は10月入社なので、研修が一緒になることはなく、お互いの顔を知らなかったけど、今回の陸上勤務をきっかけに陸上職のみんなと仲良くなった! 「横浜港カッターレース」に会社でチームをつくって出場した時は、同期が応援に来てくれてうれしかったな。

M.S

そうそう、みんなで応援に行ったよね(笑)。カッターの漕ぎ方を教えてもらったりして面白かった! 陸上職の同期は男性2名、女性2名で以前からランチや飲みによく行っているよ。一緒にいて楽しいメンバーです!

T.F

陸上職は同じビル内で勤務しているからね。連絡も取りやすく、週末にみんなでドライブに行くこともあるし、男二人で旅行することも。仕事のこともプライベートのことも何でも話し合える仲間だな。

A.G

船員の場合、沖縄に住んでいる人もいれば、青森や三重、岡山の人もいて、中には乗船する時は飛行機に乗って喜入に来る人もいるくらい。全員が揃うことは滅多にないけど、どこかの港に上陸した際、休暇中の船員が会いに来てくれることがあるよ。「一緒にごはんに行こうよ」とか言って。

S.A

そうだね。この前も根岸に上陸した同期と会ったよ。陸上職のみんなのように、頻繁に会うことはないけど、同じ船で働くこともあり、共感し合えることも多いから、やっぱり同期はかけがえのない存在だよね。

SECTION.05

S.A

個人の目標は船長になることかな。船員と陸上職を交互に経験するからこそ、いろんな面から船の運航を考えられる船長を目指したい。会社については、脱炭素社会が進み、エネルギー業界は日々変化しているけど、そうした中でも柔軟な発想で対応していく会社にしていけたらと思ってる。

A.G

自分も航海士という仕事を選んだからには船長を目指したい。全長333mのVLCCと呼ばれる30万トン型原油船の船長となって、日本社会を支え、世界のエネルギー循環をリードしていく。それが自分たちの使命だと思ってる。そのためにも、陸上勤務の経験を生かし、多様な視点を持つ船乗りになるのが目下の目標かな。

M.S

私の場合、まずは現在の経理財務部で知見を広げること。それを生かして、キャリアを積んでいきたいな。ワーケーションなど新しい制度の導入にも積極的な社風なので、時代の変化に会わせて積極的に変わっていける会社だと思う。同期のみんなと力を合わせ、ENEOSオーシャンの未来に貢献していきたい!

T.F

当社の部署を一通り経験して、ゆくゆくは海運全般の幅広い知識を身に付けた“ひとかどの海運マン”を目指す! これが自分の目標。会社に関しては、海運業界には大手三社があるけど、ENEOSオーシャンはその下の位置付けではなく、別軸に存在していると思う。そのポジションを強固にし、「めちゃくちゃカッコいい会社がある!」と憧れてもらえるような会社にしていくのが目標かな。

REVIEW

  • #海上職

    陸上勤務中とはいえ、私は根岸ターミナルに在駐しているので、陸上職の二人に会うのは今回が初めて! それゆえ、いろんなことをざっくばらんに話せて良い機会でした。船の専門用語に苦労するのは陸上職も同じなのだと知り、いっそう親近感。これをきっかけに、海上職と陸上職の間で業務について教え合うなど、交流がさらに深まればいいと思います。

    二等航海士 S.A

  • #陸上職

    総合大学出身で、海運の知識がないまま入社した私。先輩方に教えを請いながら業務に当たっていましたが、先輩には聞きにくい場合も…。今回、海上職の二人と話をして、船員の同期を頼りにすればいいのだと実感。海上職と陸上職の垣根を超えて、同期同士がもっとコミュニケーションをとれるようにしたいと思います。まずは食事会の開催ですね!(笑)

    経理財務部 M.S

  • #海上職

    「ENEOSオーシャンは海運業界の中で別軸に存在している」というFさんの発言に共感! 海上職、陸上職を問わず、同じ思いを共有する仲間なのだと分かり、うれしくなりました。現在、当社では水素キャリアとして注目されるアンモニア輸送にも力を入れています。航海士として、その技術を確立させ、後輩たちにしっかりと伝えていきたいと考えています。

    二等航海士 A.G

  • #陸上職

    同期とは、会社の中で唯一同じ時代を共有する大切な存在。そんな同期をはじめ、会社の仲間と心を一つにして歩んでいけば、ENEOSオーシャンを“アジアを代表する海運会社”にできると信じています。従来の海上輸送に加え、新規事業の拡大や脱炭素社会への貢献があれば、きっと実現できるはず。今日、4人で話してみてそれを実感しました!

    貨物船部 T.F